PRESIDENT Online(D・アトキンソン氏)の7/26付けBLOGOS記事「"いいものを安く"買って喜んではいけません」にコメントしました。
ワットが蒸気機関を発明したことで産業革命が興るわけですが、この時、蒸気機関に背を向けて労働者の筋肉に頼って生産活動を続けた国があったとしたら、低生産性にあえぎ、「失われたウン十年」の霧の中で方向を見失ったとしても不思議はありません。
今日の産業革命は、つまり情報革命。官庁がインターネットで申請を受け付けるのは良いのだけど、それをプリントして処理するような国は、蒸気機関を使いこなせない国と同じだと知らなければいけません。
もちろん、これは官庁に限ったことではない。情報技術を使う意味は、それが生産性を極端に改善することにあるのであって、コンピュータのランプがピカピカ光っているような、表面的な部分にあるのではないということもわかっていないといけないのですね。
この国は、衰退するべくして衰退している。
負けに不思議の負けなし、です。
>>今日の産業革命は、つまり情報革命。官庁がインターネットで申請を受け付けるのは良いのだけど、それをプリントして処理するような国は、蒸気機関を使いこなせない国と同じだと知らなければいけません。
まったくその通り。
>>では、本当に高品質なものをつくって、それにふさわしい価格で売るにはどうすればいいのでしょうか。
注目したいのは、経営者の能力です。思い切り敵をつくる発言をしますが、日本には能力の低い経営者が多すぎます。本来、経営者としてふさわしいレベルに達していない人が経営をするから、人件費を削って価格を下げるという安直なやり方を選んでしまうのです。
全く持ってその通り、世界3位の能力をもつ国民の能力に比べて何とリーダ層の無能なこと。