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団藤保晴氏の9/13付けBLOGOS記事「新型コロナ抑制の要因、政府は科学的に把握を」へのコメント

団藤保晴氏の9/13付けBLOGOS記事「新型コロナ抑制の要因、政府は科学的に把握を」にコメントしました。


BCGを接種している国と接種していない国には、BCG接種の有無以外に様々な異なる因子があります。

第一に、結核への対応が必要な国は発展途上国に多いという違いがあります。先進国では結核は過去の病気でありBCGも接種されていない。BCGを接種している国は経済的に発展途上にあり、新型コロナの検査の充実度に差がある可能性が考えられます。

第二に、特に日本株を接種している国は、アジアの気温が高い国々が多く、死亡率の違いに気候の差が影響している可能性があります。例外とされたイラクは、冬の気温が比較的低く、乾燥しているのですね。

その他にも、結核が撲滅されていない国には、BCG以外にも結核対策の諸施策がおこなわれている可能性があります。日本のクラスター対策みたいなものですね。

とはいえ、BCGの影響がないかといえばそうでもない。これは、隣接するポルトガルとスペインの間に明確な差があるためで、感染者にして2倍、死亡者にして3倍強の差は、BCGで生じているのかもしれません。

このような現象を解析する手法もないわけではなく、通常、このような問題に対しては多変量解析という手法がとられ、多数の因子を同じ土俵にのせて影響を調べていきます。でも、ちょっと考えただけでも因子が多岐にわたり、簡単に答えを出すことは相当に難しそうです。

ざっと眺めた感じでは、BCGの効果は多少はある。だけどコロナの感染防止をBCGだけに頼ることはできない、というあたりが妥当なところではないでしょうか。


以下を追記しました。

一件、忘れていましたので追加しておきます。

第一の理由で、結核への対応が必要な国は発展途上国に多いという点ですが、その結果、BCGを接種している国の人口分布では、高齢者の比率が低い、という要因がコロナの致死率に影響している可能性があるのですね。

新型コロナは、特に高齢者の致死率が高くなっているのですが、致死率の高い80歳以上の高齢者の比率は、発展途上国ではかなり低くなっております。

この要因も、きちんと分析に反映させないと、判断を誤ることになりかねません。

2 thoughts on “団藤保晴氏の9/13付けBLOGOS記事「新型コロナ抑制の要因、政府は科学的に把握を」へのコメント

  1. mi.mino

    ちなみに団藤保晴氏の昔のHPで本名だしていて、ググるといまだに出てくるのがちょっと。

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