青山まさゆき氏の9/19付けBLOGOS記事「日本の幻想2つ。デフレは悪?」にコメントしました。
一般論として言えば、通貨安にすることで国内産業の競争力を高めることができる。逆に、円高が極端に進むと、国内の輸出産業は成り立たず、工場は海外に逃げ出す。これを空洞化現象といい、最近では、民主党政権下で生じております。
国内の景気を良くしたい政府としては、通貨を切り下げたいと考えるのが普通なのですが、これをやると、自国産業には有利でも近隣諸国には迷惑な近隣窮乏化政策となり、批判を集めることになります。
白川総裁時代は、民主党時代をカバーしているのですが、この時生じたのが極端な円高で、いうなれば自国窮乏化政策がおこなわれてしまったようなもの。日本円が最強になって喜んだのは、キャッシュをため込んだ高齢者で、現役世代にとっては悪夢の時代となったわけですね。
だから、白が黒にひっくり返ってアベノミクスになりますと、一気に景気は良くなる。どちらが良いかとなれば後者とするのが普通です。
ただし普通であれば、これだけの緩和政策に舵を切れば、通貨の切り下げ政策として、他国から批判を浴びても不思議はないところですが、それまでが常軌を逸した通貨高であっただけに、さしたる非難も浴びずに済んだのですね。このあたりは、安倍―黒田コンビがうまくやったといえるでしょう。
というわけで、このエントリーが万一維新の会の共通認識であるとしたら、これは大問題だと思います。この部分に関しては、内部で大いに議論されることをお勧めします。
返信がついております。
花の ヤン
<というわけで、このエントリーが万一維新の会の共通認識であるとしたら、これは大問題だと思います。この部分に関しては、内部で大いに議論されることをお勧めします。>
これは上手い結びですね。
これを読めば青山まさゆき氏は持論を書きにくくなるかもしれません。
瀬尾 雄三
花の ヤン さん
普通、特定の政治グループに属している政治家なら、自ら正しいと思う政策とそのグループが目指す政策との整合性を図るはずです。共産主義に反対する人は共産党には属しませんからね。
だから、青山氏がデフレを指向すべきとの政治信念をお持ちでなおかつ維新の会に属しているなら、ひょっとすると維新の会もデフレを指向しているのではないかとの疑いを抱く人が現れても不思議ではありません。
青山氏と維新の会の指向性が異なるなら、普通はまず内部で議論して、方向を合わせていくのが政治家の普通の在り方でしょう。政治思想が全く異なる人が一つの政党を作っているとしたら、これはこれでおかしいし、維新の会の存在自体に疑問を投げかけてしまいます。
もちろん、党派とは異なる新たな主張があることは許容されるべきだとは思いますが、それならそうと、何らかの断り書きを入れるべきだし、所属政党との関係はどうなっているかぐらい、紹介してもよいはずです。
このエントリーは、いろいろな意味で疑問を持たれる書き方であると思いますよ。
維新もダメだな。
ミンシュトウと同じレベル。
やっぱり自民しかないか
>>もう一度みんなの手で日本をトップに引き戻し、あの豊かで幸せな時代を取り戻しませんか?
民主党時代が幸せだったと。
あほらしい。