諌山裕氏の11/13付けBLOGOS記事「感染拡大は国民が悪いのか?」にコメントしました。
前回のエントリーで紹介されている「医療ニュース」の記事は、「用語の誤り」を指摘するものであって、数ミクロン以上のサイズの飛沫が感染原因であるとする通説を否定するものではないですよ。
以下の引用を読めば理解されるように、数ミクロン以上のサイズの飛沫による感染を含めて「エアロゾル感染」ないし「空気感染」と呼ぶのだと主張しておられるのですね。
空気中に存在する全ての粒子を指す用語がエアロゾルで、飛沫、飛沫核のいずれもエアロゾルである(図)。あえて言えばマイクロ飛沫もエアロゾルであり、この新たな造語が科学用語の中に入り込む余地はないと同氏は言う。エアロゾルを吸い込んで感染することをエアロゾル感染、空気の流れに乗って浮遊するエアロゾルを吸い込んで感染することこそが空気感染である
したがってこれはコロナウィルスによる感染原因が、マスクで捕集可能な飛沫によるものであるとする通説を否定するものではなく、マスクの有効性が否定されたわけではない。このエントリーの主張には誤りがあると考えなくてはいけません。
これはあるな。
お医者さんはうまく治らなかった場合、「薬ちゃんとのみましたが」ということが多い。私の処方にまちがいがないのだから、患者に問題があるというわけだ。この言葉は本当によく聞く