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新型コロナの現状(11/26)

新型コロナ感染状況の11/26版です。


我が国の状況

本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から1,930人増加して累計135,787人、死亡者は21人増加して累計2,021人となりました。

下の図は新規の7日平均値をプロットしております。新規の感染者数は、本日は減少しております。新規死亡者は増加しておりますが、こちらはしばらくは参考程度にみておきましょう。倍化日数は、新規感染者、新規死亡者とも16日となっております。新規感染者の倍化日数は2日延びております。

4月の緊急事態宣言もそうだったのですが、政府が厳しい対策を発表するときは、すでにピークを過ぎているということがままあります。これは、政府の対応が厳しい事態が続いた結果なされる一方で、厳しい状況は日々マスコミも報道し、政府が対応をとる以前に、人々が自衛するというメカニズムによるものと思われます。

政府としても、事態がさほど深刻でない間には、経済面でマイナスのあるような様々な措置をとることはためらわれる。その結果、国民の自主的な自衛策よりも遅れて政府の対応がとられる。その結果、感染拡大は政府の措置が取られる前に終焉しているということもあり得るのですね。

これは、政府の対応が無駄であるということにはならないはずです。なぜならば、国民の自衛措置は、気まぐれなものである可能性もあり、政府の措置には国民の自主的な対応を永続化する意味もあると思われるからです。

この先の状況を注視する必要がありますが、これまでのところでは、まずまずの結果が出ているように私には思われます。

世界の状況

厚生労働省の発表による世界の状況を下表に示します。本日はオマーン以外すべての国のデータが出ております。

ヨーロッパでの感染拡大は、昨日同様、感染者数の増加が緩和している一方で、死者数の多い国が目立っております。これは、感染がピークに達して、過去に感染した人たちから死者が出ているということでしょう。

人口百万人あたりの感染者数が1日で500人以上増加した国は、米国、ルーマニア、ポルトガル、オーストリア、ヨルダン、セルビア、ブルガリア、アルメニア、ジョージア、クロアチアの10か国となった一方で、同じく百万人あたりの死者が1日で10人以上増加した国は、フランス、英国、イタリア、ポーランド、ベルギー、チェコ、スイス、オーストリア、ハンガリー、ブルガリア、アルメニア、クロアチアの12か国となりました。

まだまだヨーロッパも厳しい状況が続いております。

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