宇佐美典也氏の11/26付けBLOGOS記事「私が新立憲民主党を全く期待していない理由 〜アイデンティティの政治の罠にハマったリベラル政党〜」にコメントしました。
・・・ではない、という形で自己を規定するやり方はアリなのですが、それは言語表現しがたいけれどしっかりとした中心があってのことで、それがない状態で否定的規定を重ねると、自己が何もなくなってしまう。今の立憲民主党は、まさにそういう状態なのでしょう。
自民党を否定するのは簡単でして、既得権益を否定すればよい。政権政党というものには、必然的に既得権益がまとわりつく。そして、今日の日本の経済成長を阻害している最大要因も、この既得権益なのですね。
かつての小泉政権が大きな支持を集めたのも、既得権益を壊して新しい時代を作ろうとしたからだったはずですが、立憲民主党は(民主党の時代から)この出発点で失敗している。なにぶん、同じ既得権益層である連合におもねなくてはいけないという事情があるからなのですね。
結局のところ、立憲民主党に政治的目標となる柱は存在しないのですね。ではなぜ彼らが政治家をやっているかといえば、それは経済活動としてやっている。さしあたり、選挙で当選すれば、国から給与が出る。結構おいしい話なのですね。
そしてそのためには、少なからぬ有権者のルサンチマンに応えるために、官僚や政府要人を攻撃する。マスコミに大きく取り上げてもらうためには、少々過激な言動に走るわけですね。他人の迷惑顧みず、、、
まあしかし、このやり方、そうそう長続きしないと思いますよ。だんだん、国民の側も、その正体に気付いてしまいますから。
結局のところ、今の立憲民主党は、ラッキョウの皮をむいているような状態なのでしょう。いずれなにもなくなる。これは、時間の問題だと思います。
民主党にはなんの期待もしていない。