大関暁夫氏の11/26付けBLOGOS記事「『首相肝煎り』が見え隠れする日銀の"地銀救済"金利上乗せ策に、明るい未来が見えない理由」にコメントしました。
メガバンクですら先行きに懸念がある現状で、低位の地銀が相当に厳しいのは当然と言えるでしょう。かつての金融危機の悪夢再来とならないようにするためには、何らかの手を打つ必要があるわけですね。
たしかに合併程度では厳しいことに変わりはない。でも、何もしないよりは良くなる。救済は数を減らしてからというのは、前回の金融危機でメガバンクに統合してから救済したパターンと同じなのですね。
エントリー主が6月に書かれた記事(URL下記)で、「地銀は3行+ごみ箱1に統合」と予想しており、ごみ箱は再生を図るなどと書かれておりますが、おそらくこれはきれいごとで、実際にはゴミ箱は最終処分場行きだと思います。まあ、3行は厳しめで、4行か、5行くらいになるのではないかと思いますが、、、
https://www.itmedia.co.jp/…/articles/2006/23/news025.html
問題先送りというのは我が国経営陣の伝統的体質で、誰かの助けを待ち続けているというのが現在の低位地銀の実情なのでしょう。もちろん、そんな助けはいつまでも来ずに破局を迎えるというのが、たぶんお約束なのでしょう。
トップにしてみれば引退するまでもてばよいという本音もあったりするかもしれませんけど、早い段階での対処が少ない損失でソフトランディングする道だと思いますよ。
結果はエントリー主の言われるように、地銀上位3行とその他のいくつかの金融機関(SBIらのグループ+α)が、救済可能な地銀をいくつか救い、あとは実質破綻処理、というパターンではないかと思いますけど、受け皿のないまま破綻を迎えるよりはよほどましだと思いますよ。
その一つのきっかけだと思えば、少々おかしな政策ではあるかもしれないのですけど、何もしないよりはよほど良い。横浜銀行の肯定的コメントは、そういうことだと思いますよ。
これはアトキンソン氏の考え方です。
日本の中小企業は効率が悪くしているという考えがあります。