大串博志氏の1/13付けBLOGOS記事「緊急事態宣言をめぐる大きなブレ」にコメントしました。
政府の対応には種々問題があることは事実でしょうが、このエントリーのご批判はあたらないのではないかと思います。
この手の問題を考える際には、まず、全体図を大掴みする必要があります。前提となる条件は、感染の拡大を抑制して国民の命を守ることと、経済に大きなダメージを与えないことの双方を満足させなければいけない。
このためには、行き過ぎた感染対策も有害であり、地域の事情に合わせたきめの細かい施策が必要で、対応の主体は自治体で政府がこれをバックアップする形で進めるしかありません。
もう一つのポイントは、大規模な感染拡大と医療の崩壊を防止することが絶対条件である一方で、いずれワクチン接種が一般化して新型コロナの問題は解決される見通しであることが挙げられます。
つまり、最悪の事態を避けつつ、経済的ダメージを最小とする形で、だましだましことを進めるのがベストなのですね。だから、対応が後手後手となるのは当然だし、ブレまくりになるのも当然。このエントリーのご批判は、筋違い、ということになります。
大串さん
どういうのがいいの