宇佐美典也氏の2/24付けBLOGOS記事「私がwithコロナではやっぱり飲食業界が厳しいと思う理由」にコメントしました。
新型コロナウィルスの感染状況が低レベルの水準になり、また、ワクチン等で社会に免疫保持者が増えることで感染力が弱まり、ソーシャルディスタンシングの必要性そのものが軽減されるのを待つしかないわけである。それが具体的にいつになるのか、ということは全くわからない。
結局こういうことなのですね。普通の飲食店のような全年代を対象とする業態であれば、コロナへの警戒が必要な状況では、通常通りの営業は難しい。営業が可能になるとすれば、新型コロナに感染するリスクが事実上ゼロ、すなわち大多数の人がコロナに感染することを恐れない状態にならなければ難しい。
このような状態とは、コロナ感染は珍しい事態で、感染者が発見されたらそれは一つの「事件」として、感染経路の調査が徹底的に行われるような状態で、数量的な一例を示せば、国内都道府県均して毎日一件程度以下、50人/日以下の感染者にキープされることが一つの目安かもしれません。このようなレベルは、昨年の6月ごろに到達し、季節も高温に向かう時でしたので、夏場に一気に下げる可能性もあったのですね。
でもそれが失敗したのは、夜の街から感染が広がってしまったためと考えられます。結局のところ、歌舞伎町などの最もハードな部分では、新型コロナどこ吹く風で、感染をものともしない営業がおこなわれたわけですね。こんなことが可能だったのは、客も従業員も若い人だから大事に至らないと考えられたから。でもそこから全国・全年代に感染が拡大して、第二波、第三波につながってしまいました。
結局のところ、ウイズコロナの掛け声の下で、どこかにコロナ感染者のプールを作ってしまうようなことがありますと、ここから感染が拡大してしまう。この教訓を生かすなら、この手の感染症に関しては、日本の、あるいは、世界のあらゆる場所で、ゼロを目指すしかないのですね。
ともかく続けたいなら店づくりにソーシャルディスタンス、換気を十分以上に考えなければならない。