内田樹氏の3/15付けBLOGOS記事「後手に回る」にコメントしました。
建徳は怠るが如し、ですね。
そういえば、「菅さんは仕事らしい仕事をしていない」といった批判を以前見かけたことがあったような、、、
余計なことかもしれませんけど、解説しておきますね。この言葉、老子63節に背景が次のように説明されております。
難(かた)きをその易(やす)きに図(はか)り、大をその細(さい)に為す。天下の難事は必ず易きより作(お)こり、天下の大事は必ず細より作こる。是を以って聖人は、終(つい)に大を為さず、故に能(よ)くその大を成す。
つまり、大問題になる前に手を打っておけば大問題は起こらず、困難な目的もスムーズに達成することができる、という意味で、そうやっている人を見ると、まるでさぼっているように見えるというのが、老子40節の「建徳は怠るが如し」の意味、というわけ。余計なお世話だったかも知れませんけど、、、
予測して回避しても評価されない。
それが本当に問題を起こしたのかだれもわからないからだ。