早川忠孝氏の3/19付けBLOGOS記事「ほう、野党の皆さんは首都圏4都県の緊急事態宣言の解除に反対されるんですか。どこまで本気かな」にコメントしました。
ここで緊急事態宣言を解除すると、政府は素晴らしい切り札を手に入れることになります。
その切り札の名は「緊急事態宣言」!!!
今回の菅さんの5本柱は、結局のところ緊急事態宣言から後退するのは飲食店の営業自粛開始時間が1時間後ろになっただけで、その他の施策は緊急事態宣言発令時とほとんど変わらない、むしろ強化されるような内容なのですね。
これで続けておいて、変異株が猛威をふるうようなことがあれば、その時こそ伝家の宝刀「緊急事態宣言」を発令すればよいわけですね。この時は、さらに対応を強化すればよい。新たに発令するのですから、その時点で必要と思われることを好きなだけ織り込めばよい。
菅政権は、ぼやッとしているように見えますけど、実のところは恐るべき知恵者が裏で動いているのではないでしょうか? 考えすぎですかねえ、、、
ほかの方のコメントに返信しました。
加藤洋行
たぶん、政府・自民党は「緊急事態宣言に効果はない」ことを知っている。効果があるなら、感染者数が右肩上がりで増えているときに発令するはず。ところが前回も今回も感染がピークアウトしたあとに出している。「ピークアウトすれば、その後、自然に感染者数が減っていく」ことを政府・自民党は知っているんです。立憲民主党は「宣言に効果はない。飲食店に支払っている協力金を病院や医療施設のコロナ対策整備にあてたほうがよっぽど効果的だ」と主張すべきなんですけどね。自民党が作った土俵に上がってしまっている。
加藤洋行
ちなみに「緊急事態宣言に効果はない」とは「効果がゼロ」という意味ではありません。感染が拡大するスピードを遅くする効果はあると思います。しかし、たとえば新規陽性者数が1週間で2倍になるところを、行動制限で1.5倍に抑えたとしても陽性者が増えているのは事実ですから、マスコミは「効果がない」というでしょう。それを避けるために「遅い」とか「後手後手だ」と言われようが、じっと我慢してピークアウトするのを待っているのです
瀬尾 雄三
加藤洋行 さん
> 新規陽性者数が1週間で2倍になるところを、行動制限で1.5倍に抑えたとしても陽性者が増えているのは事実これは、効果大ありですよ。緊急事態宣言で実効再生産数を2割低下できれば、まずは感染拡大の速度が大幅に低下して、医療崩壊を防ぐことができる。また、その他の手段と合わせて再生産数を1以下にすれば、新規陽性者数は減少に向かうのですね。
おおざっぱな経過をみると、第一波と第三波の収束の過程では、新規陽性者数の半減に2週間程度要したのに対して、第二波では1月近くかかっている。これは、実効再生産数にして0.8と0.9の違い程度ですから、緊急事態宣言の効果は感染を1割抑制した程度のものでしょう。
私にはこの程度のざっくりとした計算しかできないのですが、(詳しい計算は、おそらく専門の方がされていると思いますけど、)この1割の違いが効果絶大で、特に今のように1を切るか上回るかの微妙な状態が続いているときに、わずかな抑制の上乗せがあるだけで、増加と減少を分けてしまうのですね。
「じっと我慢してピークアウト」って、一般人の感覚ではそうなのかもしれないのですが、その裏では、いろいろな人が感染拡大防止のためにあの手この手を繰り出しているはずですよ。そして、普通の人にもできることは多々ある。そういう話をここで議論しているのではないでしょうか
ともかくワクチン、がんばれ河野大臣。