諌山裕氏の3/29付けBLOGOS記事「『はだいろ』表記に鈍感な日本人」にコメントしました。
「はだいろ」に違和感のない日本人も、絵の具を混ぜて肌色をつくるとびっくりするのですね。つまり、ピンクに黄色を混ぜると肌色になる。
日本人のセンスでは、肌色を黄色いとは感じないのですが、黄色人種に囲まれずに育った人の目には、『日本人のいう肌色』とは『ピンク(白人の肌の色)に黄色を混ぜた色』に見えているわけですね。
これを知ると、「はだいろ」なんて言葉、ちょっと口にするのがためらわれますよね。それは、日本人が人種差別をすることになるからというよりは、日本人が他の肌の色の人種からどう見られているか、知ってしまったから。こんな言葉を気楽に口に出せるのは、単なる無知のなせるわざ、というわけです。
ちなみに、最近のクレヨンなどは「はだいろ」に代える色の名前として「うすオレンジ」などとしている。確かに、黄色と赤を混ぜた色がオレンジで、これに白を混ぜた色が「うすオレンジ」となる。でもこれ、「赤+黄+白」だから、赤と白でピンクを作り、これに黄色を混ぜることと同じ話なのですね。
というわけで、日本人として、国際感覚を身に付けるためには、ピンクに黄色を混ぜて「はだいろ」ができることを実感しておくべきであろうし、「肌色」などというセンシティブな言葉は使わないようにしましょうね、ということを教え込んでおくのもよさそうです。そういう意味では、「うすオレンジ」なかなか良いネーミングだと思いますよ。
どうでもいい