早川忠孝氏の6/7付けBLOGOS記事「まあ、小池さんの国政復帰の目はないですね」にコメントしました。
小池さんが野党で国政復帰というのは、なかなかに考えにくい。ゼロから小池新党を作るなど、そうそう簡単ではないですし、共産党に接近している立民との合同はあり得ないし、一度は裏切った国民民主党がどの顔下げて小池氏と合流するかも想像がつかないし、コロナ対応をめぐっては、小池氏と維新の方向性が全然逆ということが明らかになってきた。
もう一つの問題は、ここにきてコロナの問題が解決する可能性が高まっており、野党や左翼系メディアの希望に反して、オリンピックも無事開催できそうで、その後での解散総選挙となりますと、自民圧勝となる公算が極めて大きい。野党に政権の目がほとんどない一方で、自民党としても、何も小池氏の力を借りる必要もないはずなのですね。
そうなりますと、小池氏の芽はあまりない。だけど政治の世界も水物で、この先がどう展開するかは読みにくいのですね。菅さんの二期目があるかとなると、これはあんまりありそうもなく、代わりが務まりそうなのは河野氏なのだが今一つ総合力の程が不明で、安定性といいますか、調整力の部分に難がありそうなのですね。
つまり、この先で中国問題がきな臭い状況になったりいたしますと、意外と自民党で総理が務まりそうな人がいなくなる。小池氏のショートリリーフという可能性だってないことはないと、私は見ております。そのほかには、コロナの凶悪な変異株が蔓延して日本が壊滅的な被害を受けるケースだってないとも限りません。
自民党には、社会党との連立政権という過去もあり、行き詰ったら何をするかわからないところもあります。小池氏との連携は、村山氏との連携よりもよほどまともであり、4年だけ、などという密約の基に女性総理の誕生などというサプライズもあり得ないではないと思いますよ。
どうでもいい