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和田政宗氏の6/23付けBLOGOS記事「週刊文春が捏造か」へのコメント

和田政宗氏の6/23付けBLOGOS記事「週刊文春が捏造か」にコメントしました。


これはちょっとまずいですね。ごはん論法的、といいますか。つまり、理屈の上では平井氏が正しいけれど、実質的には文春が正しい、ということではないでしょうか。

ベンチャーであるのかないのかが議論できるということは、ここで省略されている主語が特定の企業を指しており、かつその具体的名称を出席者が共通に理解している、としか解釈できないわけですから。

「ベンチャーでもないな」と否定している文章における『ベンチャー』は一般名詞でしょうけど、「ベンチャーですね」と肯定した際の『ベンチャー』は、特定の企業に結びついているわけですね。だからここに企業名をあてることは、意味的に間違いではない。そういう意味で、平井氏は実質的に黒に近い。

とはいえ、たとえば米国のジャーナリストのルールでは、二重引用符の内側は、発話者の発言内容を正確に記すことが求められており、もしも発言と異なる内容を記述してしまった場合には、訴訟沙汰を覚悟しなくちゃいけない、とされております。同様な基準をあてはめれば、今回の文春がこのルールに反している可能性は高そうです。

まさかとは思いますが、「友と書いてライバルと読む」みたいな話で、「ACESと書いてベンチャーと読む」なんてことはないのでしょうね。もしそうであるなら、文春の勝なのだが。(文春の紙面は書かれた言葉で、録音テープは読まれた言葉ですから)

1 thoughts on “和田政宗氏の6/23付けBLOGOS記事「週刊文春が捏造か」へのコメント

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