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狐志庵氏の6/29付けBLOGOS記事「リモートワークを20年くらいやってきた人間から見ると、マナー講師はなにもわかっちゃいない」へのコメント

狐志庵氏の6/29付けBLOGOS記事「リモートワークを20年くらいやってきた人間から見ると、マナー講師はなにもわかっちゃいない」にコメントしました。


以前、情報処理学会にネット上の文化に関する論文を提出したら、「成立して間もなネットに文化が存在するとは考えられない」との査読意見がついてリジェクトされてしまいました。文化人類学を専門とする指導教授の下で論文を書いていたのにね。ウインドウズ文明とUNIX文明の対立なんて、面白いテーマだと思うのですけどね。

で、このエントリーですけど、マナーが議論されるということは、ネット社会にも文化が生まれ、それを多くの人が認識するようになったのですね。感無量です。本当は、文化くらい、最初からあったと思うのだけど。ネットの住民は、それほど未開でもなかったし、未開社会にだって文化が存在することは、レヴィ・ストロースがアマゾン奥地の裸族の研究で見出していたことでした。

で、インターネットという世界は、有限の通信トラフィックをユーザが分け合って使っている。だから、無用の情報を流すことは慎むべきというのが、基本原則なのですね。

ウエブ・ミーティングで、顔の映像を送ることは、それが必要ならよいのですけど、不要であるなら送るべきではない。公共の資源を無駄に浪費していることにほかなりませんから。その他にも、顔や背景を含めて、無用な個人情報を晒すべきではないという側面も、ないわけではありませんね。

それにしても、マイナンバーカードに個人情報を隠すカバーというものが付いているのですけど、それで隠される個人情報の筆頭が、なんと当人の『性別』。まあ、言わんとしていることはわからないでもないけど、いざ自分の性別を『隠すべき個人情報』などといわれると、ちょっとびっくりします。時代は変わったものです。

1 thoughts on “狐志庵氏の6/29付けBLOGOS記事「リモートワークを20年くらいやってきた人間から見ると、マナー講師はなにもわかっちゃいない」へのコメント

  1. mi.mino

    >>テキストではどうしても説明しきれないとき、申し訳ないけど、という形で通話をすべきなのである
    同意します。

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