諌山裕氏の7/6付けBLOGOS記事「『富岳』で国立競技場の感染リスクをシミュレーションだが…」にコメントしました。
すれ違っただけで感染した事例から、海外では空気感染が常識になりつつある。
空気感染するのであれば、マスクの有無はあまり関係なくなる。
以前もご指摘したのですが、『空気感染』という用語には数ミクロン以上の径の液的で感染する『飛沫感染』も含まれるということです。昨年の報告では飛沫感染が主体であるから、マスクは効果ありということでした。この事情は今日も変わっておりません。以下、ご参考までに、前回の私のコメントを再録します。
これ、以前もご指摘したのですが、「空気感染」という用語の定義の問題でしょう。ご自身のブログ(https://isayama.info/archives/10914)に引用されている医療ニュースの記事では、次のように解説されています。
> 空気中に存在する全ての粒子を指す用語がエアロゾルで、飛沫、飛沫核のいずれもエアロゾルである。あえて言えばマイクロ飛沫もエアロゾルであり、この新たな造語が科学用語の中に入り込む余地はないと同氏は言う。エアロゾルを吸い込んで感染することをエアロゾル感染、空気の流れに乗って浮遊するエアロゾルを吸い込んで感染することこそが空気感染である。
つまりエアロゾルに粒子径の定義はなく、大きさが問題ではないのだ。5μm未満または以上であっても空気の流れに乗って漂っていれば、その空気を吸って感染するリスクが生じる。
マスクは効果あり