中村ゆきつぐ氏の7/12付けBLOGOS記事「東京のコロナ感染者を減らすために 不安を煽る? それとも希望を伝える?」にコメントしました。
最近の流行りとして、正義という名の悪行があるのですね。これなどはその一つに分類されるでしょう。
つまり、実はたいしたことでもない事実を針小棒大に伝えて他人に恐怖感を与えることは、一般には悪行といわれるのだけど、『コロナの感染拡大を防ぐため、無知な大衆を時には脅かすことも必要だ』という理屈を付ければ、これは正義ということになる。
でもその実は、世の注目を集めて、報道機関としてのおのれの価値を高めたいという、きわめて利己的な動機に基づいているのですね。これは、ネットで誰かを大いに非難する行為にも共通することで、己は正義の立場でやっていると言いながら、実は、他人を痛めつけることで、己のうっ憤を晴らしたいだけだったりするのと同じなのですね。
そして、この『恐怖を煽る手口』に、みんなが騙されればよいのだけど、そのでたらめさに気づいてしまう人が少なからずいる。そして、このエントリーみたいな形で、その情報が世に拡散してしまう。NHKは、いかにでたらめなニュースを流しているか、というわけですね。
これでは、NHKが狙った正義という衣をかぶった悪行が狙った己の利益も得られない。その反対に、NHKは、報道機関の名に値しない、でたらめな情報を拡散する機関である、といった風評が定着してしまう。NHKもよほど気を付けて事にあたらなくてはいけません。まあ、政治家にも、似たようなことをしている人は、ぞろぞろと、おられるのだが、、、
返信がついております。
加藤洋行
おっしゃる通りですね。ただ、一番悲しく、一番滑稽なのはマスコミが国民の恐怖心をあおり、経済が縮小することでマスコミの広告料収入が減るという悪循環に陥っていることです。NHKは受信料という安定した基盤があるからいいでしょう。民放や新聞社は本当はNHKとは真逆の報道をしないといけないのに、誰も気づいていない。本当に悲しく、滑稽です。
瀬尾 雄三
加藤洋行 さん
国民の恐怖を煽る、というやり方は、左翼の伝統的な価値観に照らせば、まさになすべきことなのですね。今のマスコミ人も、左翼崩れの人が多いですから。
恐怖を煽って社会の混乱を招けば、政府の威信が低下する。社会不安が増大すれば左翼政党の支持が高まる。さらには、社会の混乱は、暴動から武力革命に発展するのが歴史的事実であり、左翼にとってはまさに理想とすべき展開であるわけです。
もちろん今日では、どの政党も、民主主義的な政権交代を狙っている。社会を混乱させて武力革命を招くなど、払う犠牲が大きすぎるのですね。でも、過去の革命の歴史を美化する左翼的思想がいったん身に付いてしまった人々は、基本的な価値観を変えることが非常に難しいのですね。
20世紀に生じた大きな不幸に、共産主義の拡大とその失敗があったのですが、その失敗を未だ受け入れられない人たちがいる。その手の遅れた思想家、政治家、ジャーナリストが、無知を振り回して恐怖を煽り、無用な混乱を招こうと必死の努力をし続けている、それが今日の政治情勢の一部だと考えると分かりやすいのですね。
ワクチン