青山まさゆき氏の7/21付けBLOGOS記事「目標を切り替えなければコロナ禍は終わらない」にコメントしました。
青山さんのエントリーを読んで、思わず「御意」などと思ってしまったのは、天地開闢以来のことだと思います。悪いことが起こらなければよいが、、、
日本で、「感染者が増えた増えた」と大騒ぎしている人たちは、日本以上に感染者が増えているのに規制を解除するイギリス人の行動が、全く理解できないと思います。それどころか、「こいつら、大バカ者ではなかろうか」などと不遜にも考えているのではないかな。
でも、感染者と死亡者のグラフを見れば、イギリス人が何を考えているかわかりますよね。そして、我が国でイギリスの感染者のグラフを出すとき、免罪符のように死亡者のグラフもちらりと見せるのですが、これについて何の解説もしない。この死亡者の少なさを見れば、大騒ぎする方がおかしいということがよくわかる。そして、気づくべき点は『致死率』。その低下ぶりは、半端じゃないのですね。なにぶん、感染者が増加していれば、死亡者が同じだって、致死率は下がってしまう。
だから、「『死亡者は激減したので、フェーズが変わった。これからは正常化の道を歩むべきとき』と総理が宣言して、感染症分類も5類に落とし、世界でもっとも良好な感染状況にふさわしい政策に切り替えるべきなのだ」という青山氏の主張は、全く正しい。これを総理に強く迫らなくてはいけません。これを実行に移せば、東京五輪2020は、コロナ禍克服五輪に様変わりし、世界的な感動を呼び起こすのではないでしょうか。
そこまでは、青山氏の慧眼に感服いたします。でも、ウイズ・コロナは駄目ですよ。社会がコロナウイルスと共存していたら、数か月ごとにウイルスが変異して、いずれは狂暴なウイルスを生み出す。そうなる前に、コロナウイルスは撲滅しなくてはいけない。そのために、ワクチン接種率を上げ、犠牲の少ない感染防止策は続行すべきです。この点が、イギリスの至らない点だと、私は考えております。
他の方のコメントに返信しました。
加藤洋行
日本でも我先にせっせとワクチンを打っているが、感染者は減らない。コロナワクチンには重症化を防ぐ効果はあるが、感染予防にはならないというのは本当なんだね。
瀬尾 雄三
たしかに、ワクチン接種が始まった当初は、感染予防効果は確認されておらず、重篤化の防止効果のみが認められておりました。しかし、ワクチン接種の数が増えるにしたがって、感染予防効果も確認されております。現在では、厚労省のサイトでも、ワクチン2回接種の感染予防効果は95%としております。(ファイザー製、ですね。シノファーム製は、全然効かない、などという風評も聞かれますけど、どうなのでしょうね。)
ではなぜ感染者が減らないかといえば、理由は三つ考えられております。第一には、ワクチン接種率の低い高齢者以外の層に感染が拡大していること、第二には、都市部や観光地への人流が増加していること(感染機会が高まっていること)第三に、感染力の高いデルタ株の比率が増えていることなどがその原因として考えられております。
若年層は、元々、新型コロナの致死率が低いことから、感染予防にそれほど積極的ではなかったのですが、社会常識としてマスクの着用や会食の自粛などがなされていたのですね。でもここにきて、多少のゆるみが起こっている。高齢者の死亡率が減っていることは、感染防止への義務感をかなり削ぐ効果もあったでしょう。
しかし、若年層が感染すると、本人は重篤化しないとしても、あるいは無症状のままであるとしても、家庭内で中高年層(50-60代)に感染させ、これが重篤化するケースが出てくる。これが現在の状況ではないかと思われます。
この対処としては、ワクチン接種を急ぐとともに、当面はマスク着用やアルコールを提供する飲食店の営業自粛を続けるなどの措置に頼らざるを得ないでしょう。ただ、高リスク層である高齢者へのワクチン接種が進んだことから、死者はそうそう増えない。だから、無理のない範囲での感染拡大措置を取るべきなのですが、今の状況は、感染者が増えすぎです。ここはブレーキペダルをもう少し強く踏まなくてはいけません。
ワクチンt