澤上篤人氏の9/1付けBLOGOS記事「明治の頃からの、4つの教え」にコメントしました。
現に、この31年間に積み上がった国民の現・預金勘定は、590兆円にも上る。(日銀速報)
ということですけど、その一方で、国や地方自治体が積み上げた借金の山も1,000兆円以上に上っているのですね。
国がこれだけの借金を積み上げても大きな問題とならないのは、他方に国民が資産を積み上げている、という一面もあるからで、この590兆円をみんなつかって借金だけ残してしまうと、国の信用問題ともなりかねません。
もちろん、資産は現預金債券だけではなく、投資も資産なのですが、現在の一つの問題は、有利な投資先が見つからないことなのですね。明治のころの日本や、少し前までの中国には、有利な投資先に困らない、という利点がありました。
大きな富を生み出す有利な投資先を創出するには、領土の拡張という道もあるのですけど今日これが認められるわけもなく、さしあたり技術革新によって生み出すしかありません。学術分野で頑張ることがまず大事ということになります。
まあ、わかっちゃいるけど道険し、ということかな? このあたりは、関係する方々の奮起に期待するしかないのですが。
まず、所得を平均値と中央値を一致させること。