海野隆氏の9/4付けBLOOGS記事「菅義偉自民党総裁の再選出馬断念／新型コロナが野望を砕いた」へのコメント

海野隆氏の9/4付けBLOOGS記事「菅義偉自民党総裁の再選出馬断念／新型コロナが野望を砕いた」にコメントしました。

---

今回の新型コロナウイルス感染症に向き合った世界中の国々の中で、日本政府の対策が決定的に「遅れた」のか、「誤っていた」のかと言えば、それは当たらないと思います。アメリカやヨーロッパ諸国の人口当たりの感染数、死亡数と比較して見ると、そう思えるのです。

このあたりは、正しい評価です。ここにきて、英米の感染者の増加が目立っているのですが、人口あたりの新規感染者は、第五波襲来中の日本の3倍程あるのですね。また、米国の人口あたりの死者は我が国の10倍ほどある。我が国のコロナ対応は、相当に優秀な部類なのですね。

横浜市長選に関しては、保守分裂がなければ自民勝利の計算ですが、まあ、カジノ反対と賛成の票を足してしまうのもおかしな話で、負けは負けと思うしかない。ただ、新市長も、感染症の専門家であるなら、上の事情はきちんと分かっているはず。それで野党候補として出てくるのは、あまりフェアなやり方ではないように思います。

あと、『野望』ですけど、菅さんにそこまでの執着はなかったと思いますよ。最初から、この手のポジションは不向きと自覚していたようなところがあります。でも、安倍辞任で、他に適任者がいないとなれば致し方ない。若手が育つまで、との思惑から短期のショートリリーフを務めたのではないかと理解しております。

で、その若手ですけど、河野、小泉といったところでしょう。一方の適任者ではない前回の総裁候補は、石破、岸田のお二方。これらの方々の多くは、今回の総裁選でも出馬されそうな方々。他に、何人か出そうな方もおられますが、まあ、この中でだれが適任かとなりますと、およそ見えているのが面白いところ。さて、いかがなりますか、、、