澤上篤人氏の9/13付けBLOGOS記事「なんとかなっているの落とし穴」にコメントしました。
経済が大きく拡大し、人々の生活も豊かになる、そのような飛躍的変化を人類は何度か経験してきました。
古くは農耕という技術を手にした人類が、狩猟採取から農耕生活に移行して、食料で制約されていた人口を大きく拡大しました。18-19世紀になりますと工業化の流れが始まり、人々は工業製品を利用するようになる。
そして、工業化の時代には、エネルギーを切り替えることで大きく経済をジャンプさせてきた。山の木材から石炭にシフトし、次いで石油資源が利用されるようになる。スチームが利用され電力が利用される。それぞれの技術革新は、同時に経済を飛躍的に発展させてきたのですね。
そして現在は、化石燃料から再生可能エネルギーへと人々の関心はシフトしている。一部に核分裂に拘る人もいる。確かにこれらのエネルギーは、化石燃料固有の問題(資源的制約と、温暖化の問題)の解決にはつながるかもしれないけれど、それぞれに問題も抱え、完全な代替は困難なのですね。
次世代のエネルギーは、究極的には、核融合にとって代わられるとみられている。経済を大きく拡大しようと思えば、まずは、再生可能エネルギーを効率的に使う技術をものにすべきでしょうけど、それと同時に核融合の早期実用化を考えるべきなのですね。これができると、人類へのインパクトは、ひょっとすると農耕の発明に匹敵するかもしれない。エネルギーがあれば水もできますから、これによって人口が大爆発しても、サハラ砂漠などを緑化すれば、地球の人口収容力を相当程度に増やせるはず。さすれば経済もうなぎ上りの急成長を見せようか、というものです。やりませんか?
自国産業保護をするためきちんと関税をかけなさい。
グローバル反対。
多少の価格上昇は許容する。
こうすることによって自国の仕事が増える。