ヒロ氏の12/21付けBLOGOS記事「日本はなぜ経済的につまづいたのだろう?」にコメントしました。
最大の理由は、産業革命以上とも言われる情報革命の波に乗り遅れたこと、その原因は、既得権益を重視して新参者を排除する業界慣行にあり、更にそうなった理由は、終身雇用、解雇規制に代表される固定的な雇用慣行にある。早い話が、時代の流れについていけない正社員が多すぎたのですね。
続き1:雇用慣行の修正は、おそらくは、小泉改革の一環としてあり得たのでしょうが、非正規雇用を認めるといった、不完全な改革にとどまってしまった。これが一つの失敗だし、その流れでアベノミクスの第三の矢も不発に終わっているのですね。結局は、既得権益維持の圧力に抗しきれなかった。
続き2:政策的には、1990年にはバブルが崩壊していたにもかかわらず、その後10年ほど、手が付けられなかった。この間、賃金水準はなんと上昇している。この10年に、我が国の産業界のダメージが蓄積したのですね。
続き3:さらに止めの一撃を加えたのが民主党政権の3年で、極端な円高により特に電子産業に深刻なダメージを与えた。情報革命を担うべきこれらの産業が低迷したことは深刻な問題です。自然エネルギービジネスもノックアウトを食らったけど、電子産業に比べればこちらは軽微とさえいえます。
続き4:で、これがどうにかなるかといえば、これは非常に難しい。我が国は、発展途上国に向かって進むしかない。だから若い人は海外を目指すのが正解で、海外で力をためた後にUターンされることを期待します。
まあ、海外が難しければ、外資系、かな? 頑張ってください。
(以下、ブログ限定)現在のBLOGOSのシステムでも、こうやって自己返信を入れていけば、いくらでも長い記事が書ける。こんなことをやっていると、いずれ規制が加わるのかもしれませんけど、まずはできることをやることといたしましょう。
がんばれニッポン