わたなべ美樹氏の2/4付けBLOGOS記事「【経営者目線】日銀に警告『最悪１ドル３００円』もあり得る！！ ワタミも実践『生き残る５つの条件』」にコメントしました。
円安を止めるのは輸出産業なのですね。インバウンドも、ある種の輸出産業ですけど、こちらは労働集約的で、手間ばかりかかってハカがいきません。やはりここは、ハイテク製品で一押しする一手でしょう。
わがくにの家電メーカは民主党政権時代に痛めつけられましたが、まだまだ国際競争力のある業界も多い。そこがギリシャなどとは違う点なのですね。
自動車産業以外にだって、半導体分野も、ウエハレベルの生産量で中国韓国に次ぐ第三位、耐熱素材、高強度材料、超電導などのハイテク素材分野でも、まだまだ世界をリードしているのですね。
今日、我が国の半導体産業に肩入れすることは、経済的なリスク対策の観点からも国民の納得を得やすいでしょう。湯沸かし器が手に入らないなど問題になっていますから。
また、ハイテク分野の人材育成や研究の後押しも、国民の理解を得やすい分野。こういうところにこそ、お金をつぎ込まなくてはいけません。
円安傾向が進むのは、さほど悪いことではない。輸出産業から見れば、実質的な人件費切り下げですから、それ自体、競争力にはプラスです。
ここは評論家の脅しを真に受けず、過度に悲観的にならず、我が国の産業強化を一歩ずつ進めることが肝要だと思いますよ。
『最悪１ドル３００円』ないない。
ワタミさんは、大仰なことを言って相手を動かすのが得意だ。