コンテンツへスキップ

階猛氏の2/19付けBLOGOS記事「エビデンス(証拠)を軽視する内閣-予算委質疑」へのコメント

階猛氏の2/19付けBLOGOS記事「エビデンス(証拠)を軽視する内閣-予算委質疑」にコメントしました。


エビデンスも必要でしょうけど、これが意味を持つためには、その上で展開される論理がきちんと成り立っていることが条件になるのですね。人間社会の現象はきわめて複雑であるだけに、単純な論理では割り切れない、という問題があります。

このエントリーの場合には、「『重点措置』の効果で飲食店クラスターが減少したというのであれば、適用地域のほうが非適用地域よりも減少率が大きくなっていなくてはなりません」という論理が成り立つことが前提になるわけですね。


続きです。

重点措置を出さざるを得ない地域は、コロナの感染が深刻である地域ですから、行政が手を打っても減少率はさほど上がらないということだってありそうです。逆に、東京に重点措置が出されたという事実が、岩手の人に事態の深刻さを訴える効果だってあるわけで、さほど深刻な状況でない地域の方が、強い効き目が表れることだってあるかもしれない。

少なくとも、こういうロジックをきちんと押さえないで『エビデンス』『エビデンス』といってみたところで始まらない。そんなことをするのは、ちょっと滑稽な姿のように見えるのは、私だけだろうか、、、


他の方のコメントに返信を入れておきました。

Tomoyoshi Sasamoto

またまた階のブーメラン。
そもそも階は、 新型コロナウイルスが飛沫(オミクロンより前)や会話(オミクロン以後)で感染するってエビデンスを知っているのか?
近距離での接触を減らす感染まん延防止等重点措置は、飲食店でのクラスターを減少させる効果があったと考えるのが妥当だ。
しかも、じゃあ、どうすればよかったのかーーーという対案が無い。こんなんだからオマエラは信用されないんだと気づけよ!


瀬尾 雄三

これも重要な視点ですね。

論理的推論方式に、帰納法と演繹法があり、エビデンスに基づく推論は因果の連鎖を追う演繹法(上のコメント)によるのですが、階猛氏の推論は帰納法の一種である相関関係に基づく議論なのですね。

つまり、階猛氏の推論方式は、最初から間違っている。だからこの主張が、恐ろしく滑稽な主張に見えるのですね。

階猛氏は、「論理とは何か」という基礎から勉強しなおさなくてはいけません。

1 thoughts on “階猛氏の2/19付けBLOGOS記事「エビデンス(証拠)を軽視する内閣-予算委質疑」へのコメント

  1. mi.mino

    正直、ウクライナのことが気になって他の話題はよく考えられない。
    私らにはどうすることもできないけれど、私たちにとって影響が大きすぎる。

コメントは停止中です。