川北英隆氏の3/31付けBLOGOS記事「日本はどこで間違ったのか」にコメントしました。
我が国が間違えたのは小泉・竹中改革の際に、雇用制度の改革が中途半端に終わってしまったこと。この時、正社員に対する解雇規制も解除して金銭解雇を可能にすれば、雇用は一気に流動化したはずなのですね。
派遣社員制度は、本来は、専門能力に優れた者を、必要に応じて適宜雇用する制度であったはず。それが安価な労働力を得る手段に矮化されてしまった。
このため、情報技術に優れた人たち、新しい経営ノウハウを持つ人たちを企業は有効に活用することができず、世界に遅れを取ってしまったのですね。
なぜそんなことになったかといえば、話は簡単。その時日本社会で決定権を持っていたのが、実は、働かないおじさんだったのではないか、と私はひそかに疑っています。
働かないおじさんにとってみれば、合理的な雇用制度は自らを破滅の道に導くもの。闇から闇へと葬ってしまった、ということじゃないかな?
ここにきてそんなことが問題になっているようですけど、日本社会の病をここまで悪化させてからの改革は、痛みもそれだけ大きい。
仕方のないことではあるのですが、、、
間違いない