このエントリーは、内藤忍氏の6/8付けアゴラ記事「日本人が抱える『日本リスク』を軽減する一番簡単な方法」へのコメントです。以下、まずはコメントです。解説は、必要ならば付けますけど、要らなそうな感じも致します。
円安になれば海外に行こうと思う日本人は減りはじめます。国内旅行の方が割安に感じられるからです。そして、外国人の入国規制が緩和されれば、割安な国となった日本に多くの旅行者が殺到することでしょう。
となれば、少なくとも「仕事も日本」は大いに盛り上がるのではないでしょうか。
為替の問題は、今の円安ではなく、プラザ合意以降の円高にあったと思わなくてはいけません。それ以来、日本は実力以上に評価されていた。日本人は実力以上にお金持ちになっちゃった。
だから円高になり、バブルが起こり、日本の産業は海外に逃げた。その結果が失われた30年で、この期間はドル円が150円を割り込んだ時期と重なっているのですね。
だから処方は簡単。ドル円は150円程度を維持し、日本の産業を大いに盛り上げる。できれば観光などの労働集約的な産業以外に、ハイテク産業、情報、金融で稼げるとよいのですが、これには知恵者に大いに働いてもらう必要がある。
それができるかどうか、ここが問題なのですが、、、
ちなみに、為替のチャートはこちらです。
まだ慌てる時間じゃない