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敗けに不思議の敗けなしは経済も

小川製作所さんの7/24付けアゴラ記事「あまりに長い日本の経済停滞」へのコメントです。


各種グラフを見て最も興味深い点が、1995年を境に日本の成長はぴたりと止まっているのに対して、諸外国の成長はその後も継続していることです。

1995年は、インターネット元年と呼ばれ、情報技術が社会の隅々にまで使われるようになった年です。このことから我が国の問題は、情報技術へのキャッチアップに失敗したことであると、大方予想がつくというものです。

この失敗の理由は、Tetsuharu Kawasakiさんも書かれているように我が国の雇用制度の問題が大きいし、『文系問題』とも呼ばれる問題がその根底にはあったのでしょう。情報技術の発展で、社会全体に変革が迫られた時、全体をマネージする人たちが技術を知らなかった。働かないおじさんになってしまった。

もう一つの原因は、70年代まで猛威をふるった日本の製造業が、1985年のプラザ合意とその後の円高で、輸出競争力に制約を加えられた。その一方で、強力な円の購買力故バブルが発生し、そしてそれが崩壊した。にもかかわらず、円高がずっと続いてしまった。

日本の生産性が上がらず、産業の競争力が失われ、しかし為替の円高は続いたこと、これが失われた30年の原因です。処方箋は、円安にしてみんなが貧しくなるか、新たな技術開発をものにして再び産業競争力をつけるかの何れか。後者を狙うべきだとは思うのですが、、、

1 thoughts on “敗けに不思議の敗けなしは経済も

  1. Mitsunori mi.mino

    情報処理関係で派遣が認められて、この分野の技術者が一段低い立場になったことが大きい

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