五十嵐直敬氏の8/15付けアゴラ記事「福島原発処理水の海洋放出を当事者目線で一考せよ」へのコメントです。
トリチウム(三重水素)は化学的性質が水素と同じため、除去も濃縮もできない。
これは誤り。トリチウムの除去濃縮は可能です。それどころか、この技術は10年後にも実用しそうな核融合の実現に必要な技術です。
福島のトリチウム水からのトリチウム除去に関しては、トリチウム水タスクフォース報告書の53ページ以降や、トリチウム分離・濃縮技術の39ページ(PDFでは26ページ)以降に詳しい解説があります。
報告書:https://www.meti.go.jp/…/tritium_tusk/pdf/160603_01.pdf
学会誌特集:http://www.jspf.or.jp/…/PDF_JSPF/jspf2016_01/9201SPall.pdf
なぜこんな誤った常識が流布しているのか、全く謎というしかありません。
本ブログでは、こちらに解説記事を書いています。
こんな資料もありました。
がんばれ水素