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エネルギー・ミックス2.0へ

室中善博氏の8/18付けアゴラ記事「普及させるほど自然エネルギーはコスト高になる」へのコメントです。


我が国が当初から言ってきたエネルギー・ミックスという取り組みが重要である。

これはその通りです。個々の発電手段だけを取り出して議論するのではなく、全体を通した議論が必要でしょう。原発や核融合発電は、燃料コストが非常に安価で、最大出力での運転が経済的なのですが、原発比率が高くなりますと夜間電力が余ってしまい、その消費を増やす対策が必要です。

たとえば、タイナビSwitchの「電力自由化」ページなどから読み取りますと、2000年の東京電力で、25円/kWhの通常料金が、夜間電力になりますと6円/kWh強と1/4~1/3程度の料金にディスカウントされておりました。バックアップが必要なのは、自然エネルギだけではないのですね。

この先、化石燃料の消費を削減する方向に向かいますと、火力発電も野放図に増やすことができず、原発・自然エネルギーを問わず、電力の蓄積技術、燃料転換技術が重要になるでしょう。また、この時代には、電力需要が増す日中の発電を補う、太陽光発電やエネファームなどは、むしろ原発を助ける存在となりそうです。

太陽光発電や燃料電池は直流を発生するため、これを系統に接続するインバータが必須であり、これを電力蓄積システムと兼用することもあり得ます。あるいは、データセンターや病院などの非常用電源と兼用する手もある。ここは、より大きな範囲での「エネルギーミックス」という取り組みも必要になりそうです。

1 thought on “エネルギー・ミックス2.0へ

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