川口マーン惠美氏の9/9付けアゴラ記事「ドイツとカナダの水素協定」へのコメントです。
ドイツには「緊急避難」という概念は希薄なのでしょうかね。緊急避難とは、現在の危機を避けるためやむを得ないなら犯罪となる行為だって許されるという考え方で、先進国では一般に認められている考え方です。
これをドイツの問題に置き換えれば、、目先の電気やガスの不足が危機的状況であるなら、問題が深刻化するのがまだまだ先である地球温暖化の対策を先延ばししたり、起こるか起こらないかわからない原発事故のリスクを多少犯す程度のことは許されることになります。
だからといって、地球温暖化や原発事故がどうでも良いというわけではない。そっちの議論はさしあたり棚上げにして、今は目先のエネルギー危機に対応しましょうね、という大人の対応なのですね。
全く、石頭には困ったものです。
非難を避難する