内藤忍氏の9/12付けアゴラ記事「『ガラパゴス日本』の悲観的な未来にどう対応すべきか?」へのコメントです。
日本を先進国だと思えばガラパゴスだけど、低開発国に転落しつつある国だと思えば、いろいろと納得がいくのではないでしょうか。
日本は1980年ごろまでにやりすぎてしまった。集中豪雨的輸出とかね。米国の一帯などは錆のベルトになっちゃった。その結果、世界の怒りを買い、プラザ合意で、二倍程の円高になりました。これは、日本国民にしてみれば結構なことで、資産が倍増、輸入品が半値になったのですね。
でも、お金を稼ぐ側には深刻なダメージがあり、国内ビジネスがシュリンク、雇用環境が悪化し、情報革命を受け入れることができない。なにぶん、事務職の生産性を一桁あげ、職員を1/10にもできる技術だったのですね。
いらい30年以上にわたり、日本のGDPは増えず、給与総額も増えず、内需が増えず、輸出も増えない。ハンコにファックスの10年一日のごとき仕事をつづけ、失われた10年も、20年、30年と繰り返し、既に40年目にも突入しております。これ、低開発国に向けた着実な歩みなのですが、茹でガエルさんたちは、なかなかこれに気付かない様子です。でもそろそろ無理になったかな?
まあええじゃん