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統一教会問題と道徳意識レベル

池田信夫氏の9/13付けアゴラ記事「統一教会についての論点整理」へのコメントです。


このエントリーを見て感じたのは、ここで対立しているのは道徳意識のレベルの差だということなのですね。コールバーグは、道徳意識は、レベル1の懲罰回避志向、レベル2の快楽追及志向、レベル3の良い子志向、レベル4の合法志向、レベル5の遵法志向、レベル6の普遍志向という段階を経て発達するとしております。

仲間内の論理を重視して統一教会とつながりある政治家を攻撃する野党・マスコミの道徳意識がレベル3の良い子志向であるのに対して、池田氏はレベル4の法律・社会規範とレベル5の法の背後にある精神に照らしてこれを批判されているわけですね。法の制定が職務である国会議員にはレベル5の道徳意識が要求されるのですが、野党の方たちは、いったい何を考えているのでしょうか。

子どもの発達段階では、良い子志向は小学生までなのですが、日本人にはこのレベルにとどまっている人が多い。『談合体質』などといわれるのがそれで、『協調性』を重視する人たちがこれにあたります。マッカーサーが「日本人は12歳の子供だ」などというのはただの悪口というわけでもない。まったくお恥ずかしい限りです。

仲間内の論理は、空気のようなもので、どこまでも流れて行ってしまう。教会の鐘撞きが時計屋のショーウィンドウを見て自分の時計を合わせ、時計屋が教会の鐘の音で店の時計の時刻を合わせているようなもの。我が国のジャーナリズムには、戦前の間違いを繰り返しそうな、危うさを感じずにはおられません。

まともな意見が登場しない背景には、我が国の報道の自由が極めて低いレベルにあることとも無縁ではないでしょう。ここは、報道各社も反省しなくてはいけないところです。

1 thought on “統一教会問題と道徳意識レベル

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