八幡和郎氏の9/18付けアゴラ記事「国葬に出るだけであの野田佳彦を絶賛する保守の浅薄」へのコメントです。
消費税増税と一票の価値の適正化は、野田氏が衆院解散と引き換えに安倍氏に飲ませた約束だったはず。
もちろんその裏には、増税という不人気政策、選挙制度見直しという党内でも対立を招きやすい政策を安倍氏にやらせようとの腹があったのでしょう。
つまり、次回の総選挙では負けても、その次には勝てる道筋をつけた、というわけ。でも実際にはこの考えが大甘で、アベノミクスで日本はV字型の回復をしてしまった。少なくとも、株式市場はそうでした。
どうも、野田氏の尖閣国有化もそうだけど、民主党の方はみな似たようなもので、理屈はわからないでもないのだが、肌感覚というか空気を読む部分というか、理屈以前の感覚が鈍い。オンチ、というやつでしょうか。
こういう部分は、優れた人々がいかに判断してきたかを学んでいかなくてはいけません。不幸にして優れた人がいない場合には、医学や司法や経営学のような、ケーススタディを繰り返して、この手の人びとの考えに迫る、あるいは、優れた小説を読むなどして、感覚を磨く必要があるのですね。
共産党のことはしらん