岡本裕明氏の9/28付けアゴラ記事「なぜ国を二分化するほどの議論となったのか:報じる方に原因がある」へのコメントです。
国葬に関しては、別に国を二分化もしていないと思いますけどね。与党と野党という分類でも、野党の全部が全部国葬反対というわけでもない。そして、数の上からは、野党合わせても与党を下回っているわけですから、国葬反対は少数派というしかありません。
公平を旨とするのが新聞の建前であれば、賛成意見と反対意見を分け隔てなく伝える。まあ、立派な考えであると言えないこともない。でもそれは、二分化でも何でもないのですね。
それに、いろいろな意見があることは、それほど悪いことでもない。それで国がひっくり返るわけでも何でもなく、すべては粛々と前に進んでいるわけですね。
最近びっくりしたことは、ロシアの予備役招集で、国を逃げ出す人が後を絶たないこと。9条堅持の平和主義を掲げる人たちの、あらまほしき姿がそこにあります。そして、驚いたことに、ロシア政府はこれを見逃しているように見えるのですね。少なくとも片っ端から捕まえてはいないのですね。
ここまでの自由な姿をロシアに見せられては、我が国も、国葬反対デモの一つもやらなければ格好がつきません。そのデモ隊をよく見れば少数派かもしれませんけど、あまり種明かしはせずに、反対派も大いに気勢を上げたということにしておいたら良いのではないでしょうか。
共産党