音喜多駿氏の10/11付けアゴラ記事「大胆な金融緩和を主導したバーナンキ氏がノーベル経済学賞」へのコメントです。
「構造改革」という言葉は良いのだが、具体的に何をやるか、という問題ではないでしょうか。そして、具体的に何かをしようとしたとき、各論反対の大合唱が起こってしまう。
租税改革として、給与と金融所得の一体課税が、課税の公平化のためには欠かせず、だからマイナンバー制度を始めたはずなのですが、これ、どうなってしまったのでしょうか。口座開設の時にはマイナンバーを届ける、そこまでは良いのですが、その先、きちんとできているのでしょうか?
情報技術の応用も遅れた分野で、これに関しては、ビジネスプロセスリエンジニアリングが基本。つまりは、業務プロセスを一から見直して、情報機器を用いて効率化をはかる。これで、事務職の生産性が一桁高まるといわれています。つまり、1/10の要員で仕事ができるのですね。公務員が1/10に削減できれば、政府の出費も随分と減るはずです。
もう一つは、雇用制度の改革で、金銭解雇を可能とすること。これがなければ、ジョブ型雇用など夢のまた夢。また、雇用が流動化すれば、あぶれた公務員にも新たな職が見つけやすい。
こういった改革を一つずつしなくちゃいけないのだけれど、そういう覚悟があって「構造改革」などという言葉を口にしているのでしょうか? 言ってるだけというのは、あまりにも無責任だと思うのですが、、、
ノーベルというお菓子の企業があったなあ。