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温暖化対策効果の正しい評価

杉山大志氏の10/11付けアゴラ記事「小学生にも計算できるカーボンハーフで何度下がるか」へのコメントです。


この手の話は、東京都だけの効果で評価しては駄目です。そんなことを言ったら、個人がおこなう節電など、何の意味もない。正しい評価は、東京都の人口1,000万人と世界の人口100億人、その比率は1,000倍ですから、答えの数字に1,000を掛けなくてはいけません。

とはいえ、そうしても大した数字にはならない。さらには、炭酸ガスが増えれば植物も増えるだろうし、そもそも化石燃料の枯渇だって、いずれは起こってしまうはず。ここは、核融合などの新しいエネルギーに期待して、化石燃料は節約する程度にとどめておくのが正解であるような気がします。

ここにきて英国が経済危機に直面しているのですが、英国といえば、北海油田、ノルウェーに次ぐ産油国、産ガス国であったはず。それが、油田の更新には消極的で、新規投資を禁止しようなどという動きすらありました。

「化石燃料=悪」などという考え方でやってしまったら、その内にスコットランドが独立して北海油田再開発、EU復帰などと言い出しかねない。ここはもう少し、マイルドな考え方を採用するのが吉だと思います。

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