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『紙の』保険証廃止という進歩

アゴラ編集部の10/13付けアゴラ記事「マイナンバーカードに保険証と免許証を一体化:紙の保険証は原則廃止」へのコメントです。


所得の一元管理をしようとしたけれど反対が多くてできない。さりとてこれだけの巨費を投入して始めた制度が「失敗でした」などということはできない。ならば、健康保険証でお茶を濁しましょう、という趣旨ですね。

とはいえ、『紙の』健康保険証を廃止しようというのは良い考え。というか、これまであんなものを使っていたことがどうかしております。

ここでのポイントは『紙の』という形容詞で、普通の勤め人はキャッシュカード大の『プラスチック製の』保険証なのですが、高齢者などはこの二倍ほどの大きさの『紙の』保険証をもっているのですね。

これが、カードなどと一緒に扱うことができないため、別に持ち歩かなければいけない。年寄りにこういうことをさせると、なくしてしまったり、いろいろと不便なことが多いのですね。

これを廃止しようというのは大いなる前進なのですが、この文明開化の時代に、この役所の人たちは、一体何をやっているのか、と改めて思う次第です。

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