アゴラ編集部の10/26付けアゴラ記事「中国の台湾侵攻が2027年から早まる?:日本が『当事者』になる日」へのコメントです。
ロシアによるウクライナ侵攻のポーランドの立場
それならまだマシだけど、「ロシアによるウクライナ侵攻の『ウクライナの立場』」になったりしませんか?つまり、台湾はクリミア半島に対応、沖縄がウクライナ東南4州に対応して、日本がウクライナという対応関係が正しそうです。
中国の台湾進攻があれば、台湾はあっという間に落とされる。これに米軍が沖縄から攻撃を加えるのは当然で、中国は沖縄を攻撃せざるを得ない。これに本土の米軍・自衛隊基地から対応するのも当然で、戦争は日本全土に拡大、というのがありそうなシナリオです。
ちなみに、中国の台湾進攻は、本年春先のオリンピック終了後にありえると、ロシアのウクライナ侵攻と合わせて危惧されておりました。ロシアが先に仕掛けたので、中国は様子見に転じた、というところではないでしょうか。
その結果が、ロシアの予想外の苦戦、というのは良いニュースです。これで中国の台湾進攻は、少し先に延びたかもしれません。でもその教訓は、作戦の見直しと武器弾薬の備蓄強化で対応可能。あまり安心してもおられません。
以下はブログ限定です。
いずれにせよ、中国は沖縄が欲しい。そして沖縄の人たちは日本政府に反感のある人が多い。沖縄=反日という方程式は、沖縄=親中を意味しないのですが、そういう受け止め方をされる可能性は大いにあり、中国から見た沖縄は、そこは親中派が多いと認識されてしまうと、新ロシア派が多いウクライナの東南4州に相当すると思われても仕方ありません。
沖縄駐在の米軍が全滅なり撤退すれば、米軍の再配備を防ぐために、中国が沖縄を占領することになるだろうし、沖縄の帰属を住民投票で決めるという話だってなくはない。投票が公正に行われる保証などありませんから、沖縄の中国帰属が決まる公算は大でしょう。
で、これに日本はどう対応するのか。ぶうぶう言いながらも中国に沖縄を進呈するのか、武力を用いても沖縄を日本サイドに引きとどめるのか。これは難しい問題です。そして、武力を用いて引き留めようとすれば、中国の日本本土進攻もあり得るわけで、その時我が国は、戦わずして白旗を掲げるか、それとも徹底抗戦するのかが問題となるのですね。そして、さっさと白旗を掲げるであろうと中国が読んでいるのであれば、中国は迷わず日本本土進攻に踏み切るはず。
ロシアのウクライナ侵攻に対する我が国のマスコミ論調を見ておれば、中国サイドではすぐに白旗が上がると予想している可能性が高いのではないでしょうか。ここは、外患誘致罪などもうまく使って、中国側に誤ったメッセージを伝えないよう、十分な配慮をしていかなくてはいけません。
あらあら、尖閣諸島が魚釣島に、、、Google Mapがちょっとおかしい。
がんばれウクライナ