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核エネルギーも再検討すべき今

屋山太郎氏の11/17付けアゴラ記事「原子力を強化せよ」へのコメントです。


国際NGO「気候行動ネットワーク」は11月9日、気候変動対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」に日本を選んだと発表した。

これは名誉なことではないですか。駄目な人たちから受けるマイナス評価は(マイナスの二乗で)プラスなのですから、喜ぶべきことなのですね。逆は、どちらにしても困ったことなのですが。

一方の核エネルギーは、たしかに、日本としても大いに前に進めるべきテーマです。でも、福島の事故を教訓とする軌道修正は必要でしょうし、これまでの推進派と反対派の不毛な対立とは決別して、より深い合理的な思索の上に未来を考えなくてはいけません。

考えるべきポイントはいくつかある。放射性廃棄物の処理を考えたら、まずは、高速炉を中心に核分裂炉を考えるべきではないのか。地震国日本での立地なら、冷水塔を使い内陸部に設置すべきではないのか。そして極めつけは、核融合を中心とする未来像を描くべきではないのか、といった諸点ですね。

現在進行中のプロジェクトは、どうしても過去のつながりの上に将来を考えがちです。でも、福島の事故という予想外の問題もあったし、もんじゅの頓挫という問題もおこり、核融合に関しては世界中で様々な技術開発もなされております。これらを総合した戦略の見直しがそろそろ求められている、『それが今だ』と思いますよ。

1 thoughts on “核エネルギーも再検討すべき今

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