森田洋之氏の12/17付けアゴラ記事「超過死亡とワクチンの相関に関して、岩田健太郎氏に反論しておきます」へのコメントです。
2022年8月のデータは、たしかにワクチン接種の後に死亡者が増えているように見えます。でも、感染者の増加とは、ほとんど同一タイミングなのですね。
なぜ、ワクチン接種と感染者が同じタイミングで増加したのか、ちょっと考えてみれば、感染者が増えると予想されるからワクチン接種を急ぐ、というメカニズムは大いにありそうです。また、死亡者が増えるのは、感染者が増加した後ですから、こちらが遅れて生じるのは不思議ではない。
問題は、2022年3月ごろのピークで、ワクチン接種のピークの『後の』感染者増が発生していない。ブラックスワンがここにあるじゃないですか。岩田先生じゃなくても、このデータを見れば、このご主張に「???」と思うのではないでしょうか。
そう思わない方が、むしろ不思議であるように思います。
ずいぶんと昔のコメントに返信がついております。(1/10)
添田英樹
コロナ死をはるかに超える超過死亡数を、どう説明するかですね。
瀬尾 雄三
添田英樹さん
> コロナ死をはるかに超える超過死亡数を、どう説明するかですね。
超過死亡というものはそういうものです。つまり、ある病気(A)が流行ると、その病気以外で死ぬ人も増えるという現象なのですね。病気Aで体が弱ると、他の原因でも死に易くなる、ということでしょう。
インフルエンザの場合は、インフルエンザによる死亡者(例年2~3千人)をはるかに上回る超過死亡数(通常年間1万人程度)が出ております。超過死亡数を含めてインフルエンザによる死亡者と考えるのが、インフルエンザの社会的インパクトを論じるうえで妥当と考えられております。
コロナに関しても、コロナ死とされる死亡者数ではなく、超過死亡数をコロナによる犠牲者とみなすのが妥当との考え方もあります。
ワクチンがんばってね