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反省!デマゴーグの後の屍累々

アゴラ編集部の「河野太郎氏『反ワクのデマゴーグ』発言で正月から大炎上」へのコメントです。


日本においては、子宮頸がんワクチン反対論への対応がまずかったとの反省が、厚労省側にあるのでしょう。

非科学的反対論に流された結果、我が国では、多数の救えるはずの命を犠牲にしてしまった。この事実は重いのですね。過ちは繰り返してはいけない。そういうことでしょう。

この話は、村中璃さんの「10万個の子宮―あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか」あたりをご参照されるのが良いかと思います。

これに対する朝日の書評も、朝日新聞社の報道を反省しているという点で、好感の持てるものでした。ま、外部の方がかかれているのですけどね。https://book.asahi.com/article/11609936

この書評が同時に触れております「反共感論」もご一読されることをお勧めします。共感という、一時的局所的感情に依拠した主義主張が野党やマスコミに好感されて一世を風靡しているのですが、こんなもの、学問でも科学でもない。魔女狩り、錬金術の同類であって、こんなものに従っていたら、人々はますます不幸になるだけです。


他のコメントに返信を入れておきました。

星光

超過死亡については時系列変化からワクチンとの因果関係は考えにくく、コロナ死の推移と高い相関を示していることから、コロナ関連死と考えてよさそうです。

アドバイザリーボードの西浦氏は隠れコロナ死として致死率に反映させることも考えるべきだと思っておられるようです。 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024253.pdf


磯野靖雄

西浦氏の論考、結語です。

『現時点では、残念ながら超過死亡のデータから、未観察の致死率と関連死について分離をして単純計算することはできない。しかし、少なくとも、観察情報のみに頼る場合は常に過小評価の可能性があり、特に超過死亡者数が積み上げられて人口レベルの流行インパクトが看過できない規模である場合にはデータ生成過程に関して細心の注意を払いつつ致死率の計算について議論することが求められる。』

私には何を言っているのか、さっぱり解らない。


瀬尾 雄三

この結論が語っていることは、インフルエンザと同様に、コロナによる死亡とカウントされている以上の「超過死亡」が存在し、コロナの社会的インパクトを評価するなら、超過死亡に注目すべき、と言っているわけですね。

まあ、なぜかコロナの「超過死亡」は、インフルエンザなどとは全然別の扱いをする人が多く、すわ、「ワクチン打ったからだ!」などという人がいることが混乱を招く原因だと思います。もちろんこれは、『トンデモ』ですからお間違いのなきように。

その他、超過死亡には「相乗効果」といいますか、他の疾患を抱えている人が、コロナで体力を失い死に至るケースも含まれているわけで、それが高齢者に多いことも事実であるわけですけど、これを「放っといても死ぬからコロナ死にカウントするのはおかしい」などと言いだす人もいるわけですね。でもこれは、インフルエンザなどの扱いとの統一性を欠くことになってしまい、こちらも妥当ではありません。

1 thoughts on “反省!デマゴーグの後の屍累々

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