黒坂岳央氏の1/7付けアゴラ記事「いつまでもあると思うな『若さと仕事』」へのコメントです。
今やっている仕事はいつかできなくなる
これには3種類の要因がありそうです。一つには、年を取って体力的に、あるいは思考力的に無理が効かなくなるという要因で、このエントリーの最初の話題からの流れではこれだと思いそうですが、実はこれではないのですね。体力知力が衰えて仕事ができないのでは、引退するしかなさそうなのですが、、、
第二の要因が、世の中の進歩なり変化で、これは今に始まったものでもない。マクドナルドの無人店舗もその一つでしょうけど、工場の無人化ということはずいぶん以前から進んでいた。
これ、東芝やキヤノンが、円高に伴う国内人件費の高騰に対抗して、国内に工場を残すため、作業員ゼロの工場を目指して数十年前にも話題になりました。昨年5月に発表された「未来人材ビジョン」で、中スキルの労働市場が日米ともに縮小に向かうというのもこの流れを表したものでしょう。このような動きに対応するには、機械を設計したり調整したり改良できるようなスキルを身に着けること。学びなおしを考えなくてはいけません。https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/mirai_jinzai/pdf/20220531_1.pdf
でも実際には、もう一つの要因がありそうで、こちらが大問題になりそうな気がします。つまり、働かないおじさんが、働いていないのがばれてしまうこと。経済が厳しくなると、どこかで抜本的な見直しがなされ、無意味な存在が明るみに出てしまいます。皆さんが心配しているのは、じつはこっちだったりするのではないかな? この流れを躱すには、経済全体を活性化して景気をよくすること。目先のロスには構っておれません。頑張ってください。
働きたくない