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超過死亡の定義と意義

池田信夫氏の1/11付けアゴラ記事「1億人が感染する『西浦モデル』は正しかった?」へのコメントです。


オミクロンは弱毒化したので致死率は低いが、感染力が強いので死者が激増した。その大部分は、コロナ感染がきっかけになって基礎疾患で死亡した高齢者である。

これがつまり、「コロナに起因する超過死亡」であるわけで、コロナの社会的インパクトを評価するには、この超過死亡で判断すべきとの考えがあります。

少なくともインフルエンザに関しては、インフルエンザに起因する超過死亡で評価すべきとの主張がありますし、コロナに関しても、たとえば西浦氏はそのような考えも述べておられます。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024253.pdf

超過死亡の多寡は、コロナの危険性を評価するためというよりは、死者の発生に社会が対応するための指標として意味があるのであって、これに様々な理屈を貼り付けたところでさしたる意味はありません。死亡者数は死亡者数。それ以上でも以下でもないのですね。


返信がついております。

磯野靖雄

違います。

私の名前をクリックして、グラフを御覧ください。呑気な理屈を並べている場合では無い事が、分かります。


瀬尾 雄三

磯野靖雄さん

> 違います。

何が違うのか、twitterの図を見ても理解不能なのですが、上の私のコメントは、ワクチン接種による死者の発生を否定するものではないですよ。

つまり、【コロナが流行した⇒ワクチン接種が増加する⇒ワクチン接種の副作用も増加する⇒超過死亡に加わる】というパスを否定するものではありません。

超過死亡というものは、統計的な事実であって、その内部のメカニズムを説明するものではない。【元々あった疾患がコロナの影響により深刻化した】と考えるのが普通だと思うけど、このメカニズムを主張するものでもない。

ならばいかなる意味があるかといえば、コロナが流行した際の医療負荷がそれだけ増えるということ。かつてのヨーロッパや最近の中国で問題になったような、焼き場その他の死亡者に対応する社会的機能のニーズもこれで決まるという意味がある。もちろん、経済面その他への影響も、これで見なくちゃいけない。超過死亡とは、そのような、結構大事な数字だと思います。

1 thoughts on “超過死亡の定義と意義

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