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ウクライナの未来:日本の役割

岡本裕明氏の1/16付けアゴラ記事「ウクライナ経済の未来:戦争前から顕著な人口減少という不安要素」へのコメントです。


主たる産業は鉄鋼業と農業。ところが鉄鋼業は景気に左右されやすく、それが国内景気に大きく跳ね返る状況でした。
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他国向けでも輸出できるものは一部の穀物など極めて限定されている状況かと思います。

このあたりがポイントでしょう。ウクライナには、「ヨーロッパの穀倉地帯」とも呼ばれる肥沃な土壌と水利に恵まれた国土というアドバンテージがあります。まずはこれを利用しない手はない。

もちろん、農業生産を軌道に乗せるには、様々な農業機械類や運搬手段、肥料なども必要でしょう。でもこれらは工業設備に比べれば大したコストもかからない。農業支援は、我が国だって十分にできること。まずはこのあたりから取り組むのが正解でしょう。

一国の経済などという大きな話以前に、さしあたり農業が復活すれば食える。次いで、アフリカなどの食料を必要としているところに輸出すればよい。我が国の国際的評価を高める効果的な政策がここにある。岸田氏に期待されているのは、その具体的取り組みだと思いますよ。

1 thoughts on “ウクライナの未来:日本の役割

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