ちぇっ、うまく逃げればよいが

安田佐和子氏の1/19付けアゴラ記事「日銀が大規模緩和を維持、海外勢の修正期待と裏腹に」へのコメントです。

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なんと言いますか、キツネとタヌキの化かし合いみたいな展開で、果たしてまじめ人間の岸田さん、彼らと五分のお付き合いができますでしょうか、なんか、少々心配になるところです。

米国の経済紙が米国ファンド寄りであるのは、まあ、不思議ではないところ。そして、米国ファンドは日銀からキャッシュをせしめたいのも、これは当然といえば当然でしょう。

で、ターゲットになりました日銀がいかにこれを躱すか、SAMに追尾された戦闘機のごとく、予測不能の動きをすることが勝つチャンスを最大化致します。

そういう意味では、これまでのところの黒田氏、うまいことやっているのですが、果たして彼の後継者がこれほどうまくやれるかどうかが問題。つまり、教科書通りの手を打てば、何をするかは簡単に読まれてしまい、ファンドの格好の餌食となる。望むらくは、岸田氏がこのあたりの原理をきちんと理解していることなのですけど、果たして大丈夫でしょうか？

まあ、我が国の相場師にしても、乱高下は好むところ。日本経済など知ったことかと考えている向きも多いはずなのですが、普通の日本国民にしてみたらこれはちょっと困る。黒田氏の後継者選び、ここは、心してかからなくてはいけません。