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合理的判断は健在?そこが問題

野口和彦氏の2/8付けアゴラ記事「軍備拡張は戦争の原因なのか」へのコメントです。


計量アプローチにせよ、ゲームの理論にせよ、これら科学的アプローチの前提には、関係するものが十分に理性的であり、事態を正しく認識しており、合理的に行動することが前提となっているのですね。

今の問題は、この前提が成り立っている保証が全然ない。これが問題なのではないでしょうか。つまり、キューバ危機の際には、フルシチョフもケネディも、最低限の理性は備え、まずまず合理的に行動できるだけの判断力を持っていた。対して、今の関係者がどうであるのか、これがはなはだ心もとないのですね。

すなわち、プーチン、習近平、金正恩の各氏にどれほどの理性が備わっているのか、果たして合理的に行動してくれるのかどうか、さっぱり自信が持てません。むしろ、そうはしないと考えたほうがよさそうな気すらするのですね。

そしてもう一方の立役者でありますバイデン氏は、なんと80歳。運転免許も返上したら良さそうなお歳で、誤りのない判断が可能な理性を未だ備えているのか、これもはなはだ心もとないものがあります。そしてこの先の選挙となりますと、トランプ氏も出てくるわけですが、こちらが健全な理性を備えているのか否かも、はなはだ心もとないのですね。

というわけで、この先の世界は、頭のねじが外れかかっている可能性の高い方々と、たぶんぼけてはおられないであろうとの期待が救いとなりそうな、超高齢の方の采配に任せられることとなります。これは、数理モデルできっちり計算するというよりは、さいころを転がして出目で選ぶ。そんな形で世界は回っていると思うべきじゃないでしょうか。

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