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あら嬉し、隣の蔵が売られてく

アゴラ編集部の2/18付けアゴラ記事「共同通信記者、JAXA開発者に『それは一般に失敗と言いま~す』と捨て台詞」へのコメントです。


「他人の不幸はカモの味」、大阪では「あら嬉し、隣の蔵が売られてく」というそうなんですけど、人間の卑しい心理をとらえた言葉なのでしょう。

この手の心理を晒すのは、相当にみっともないことですから、これを大っぴらに語る人は少ないのですが、今回の共同通信鎮目記者の場合は「レアケース」ということで注目されたのでしょう。

ちょっと注目される研究をやっておりますと、それがうまくいかない場合に喜ぶ人に、たまに出会う。これ、理解できない心理でもなく、つまりは劣等コンプレックスが一時的に解消された喜びということなのでしょう。でも、運命共同体的な人の失敗を喜んでいる場合でもないと思うのですね。

日本は技術立国するしかないし、それができるポジションにある。つまり、高度な教育を受けた人材と、難しい仕事ができる企業、職人が多数存在する。だから、宇宙開発でも世界の頂点に立つことは大いに意義がある。それがうまくいかないことを喜んでいても始まりません。

とはいえ、我が国のジャーナリズムは日本の国益に背を向けるところがありますから、そういう一面が現れてしまった、ということかもしれません。そういうことであるなら、これはありきたりの話、犬が人を噛みました、というくらいの価値しかないことになります。

1 thoughts on “あら嬉し、隣の蔵が売られてく

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