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パイの拡大、それが正解だが..

永江一石氏の2/25付けアゴラ記事「偽善者の皆さんは代案を絶対に出さない」へのコメントです。


パイの切り方だけを議論していると、こういう話になるのですね。我が国は、30年間、パイの切り方だけを議論してきた。パイを大きくしようとは思わなかったのですね。だから、パイ(日本のGDP)は全然成長しない。

パイの切り方を議論するなら、どこかを大きくするには、別の場所を小さくするしかない。分断と対立が議論を支配します。このエントリーみたいに。

でも世界は、パイを大きくしてきたのですね。かつての日本もそうだった。60年代から70年代に至る過程で、電機・自動車産業は大きく成長し、環境問題や資源問題にいち早く対応して世界を席巻したのですね。

ところが、1990年代に生じた情報革命には、我が国は乗り切れなかった。これがその後の30年以上にわたる経済停滞の最大の原因でした。今、我が国のホワイトカラーの生産性は、先進諸国に比べて一桁劣るとも言われている。

なぜそうなったか。技術の進歩に背を向けて、おのれのパイを大きくすることだけを考えたからなのですね。そういう意味では、このエントリー主も同じで、分断と対立を煽ることにはご熱心だけど、パイを大きくするソリューションの提示は全然行われていない。それでよしとする考え方が、長期にわたる停滞を作り出していることに気付かなくてはいけません。


他の方のコメントに返信を入れておきました。

星光

年金と医療費をどう支えるかという問題を論じることは重要だが、そのことと、集団自決というレトリックが正当化できるかどうかは別問題。

代替案を出さずに批判だけするのはけしからんというのは、「まっとうな解決案」に対する批判に対しては言えだろうが、到底実現不可能な案に対してはあてはまらない。たとえば、少子化を解決するにはすべての女性に二人以上子供を産ませるよう法律で義務化すればいい、という提案に対して、代替案を出さなければ批判してはいけないなどと言うのは馬鹿げてるでしょ?


瀬尾 雄三

> 集団自決というレトリック

経済的理由によって他者に集団自決を求める、という行為は、カニバリズムにも通ずるものがありますからねえ、、、

この発言が世界に大きく伝えられたのは、『日本人は、ここまで卑しくなってしまったか!』という驚きがあったからでしょう。

日本人なり日本文化なりを卑しめるニュースは、他国人から見れば、優越感に浸れる、うれしいニュースでもあるのですね。

日本人から見れば国辱ものなのだが、言論の自由もありますから、何とも言えないのは歯痒いところです。

1 thoughts on “パイの拡大、それが正解だが..

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