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少子高齢化で幸せになる必勝法

アゴラ編集部の3/11付けアゴラ記事「22年の出生数80万人割れ:少子化で企業と労働者の力関係が逆転の近未来?」へのコメントです。


企業サイドが人手不足で困るなら話は簡単です。我が国のホワイトカラーの生産性は、先進国の中では非常に低く、改善の余地は大きいのですね。

ビジネスプロセスの見直しで、一桁の生産性向上があるなどといわれていますが、フォードの初期の例を見ると1/4程度の人員で業務を回すぐらいのことはできそうです。さらに、共通部門のアウトソーシングを徹底すれば、相当に社員数を削減できるはず。

もう一つは、リンダ グラットンとアンドリュー スコット両氏の書かれたLIFE SHIFTにあるように、人生百年時代にふさわしい働き方を日本人もすること。つまりは、時代の変化に合わせて社会人も適宜トレーニングし直して、常に最新の技能をモノにしておくこと。そうして百歳とは言わないですけど、高齢になってもきちんと仕事をして税金を払えるようにすること。

こうしたことができるようにするためには、おそらくは、終身雇用制を改めて、雇用の流動化と、再教育の容易さを実現する必要があるでしょう。少なくとも、正社員の座にしがみついて仕事をしないおじさんが存在する以上、年齢で社員を一律切るしか手がなく、高齢者の活用が困難になってしまいます。

人口が減少する一方で、仕事を効率化して、過去を上回る価値を生み出す。これは実は、個々の国民が豊かになる単純な道なのですね。なぜそういう積極的な道を選べないのか、不思議な話であるようにも思えます。

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