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バングラデシュは手本にならず

内藤忍氏の3/5付けアゴラ記事「バングラデシュで感じた日本の『ガラパゴス化』」へのコメントです。


日本がガラパゴス化していることは事実かもしれませんけど、バングラデシュとの比較でそれを感じるのは、少々外しているように思われます。

つまり、バングラデシュの現状が世界標準の進化の方向、というわけではないのですね。

日本のガラパゴス化は、昨年5月末に発表された「未来人材ビジョン」に明確に読み取ることができます。つまり、固定的な雇用が被雇用者のやる気をそぎ、自己啓発もしなければより良い職に就くことも忌避してしまう。https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/mirai_jinzai/pdf/20220531_1.pdf

この文書では触れられていないのですが、中に問題の根幹を示すと思われるデータが記載されている。高スキルのジョブと低スキルのジョブで働き手に対するニーズが高まる一方、中スキルのジョブに対するニーズは低下しております。でも例外は、日本の管理職であり、高スキルジョブであるにもかかわらず大幅に低下しているのですね (p6)。

この意味するところは、我が国の管理職が余剰であること。要は、働かないおじさんの問題といいますか、文系問題といいますか、そういったものが我が国に歴然としてある。その効率化を妨げているのが正社員における低い流動性、というわけです。このように分析すれば、改善の方向は、おのずと見えてくるものです。

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